心の不調を見つけたいなら|うつ病診断を利用すべし

看護師

問診の内容や検査の内容

医者

病院では何が行われるのか

うつ病かどうかの診断は、病院で丁寧な問診が行われ、基準に該当するかどうか担当医師が判断します。問診は本人に行われたり家族に行われたりしますが、主に聞かれることは、症状が現れた状況についてです。例えば、その症状に気づいたのはいつ頃か、その時にはどのような症状だったのかを聞くことで、症状が現れたきっかけを考えるのも大事なこと。また、今現在日常生活や社会生活においてどのような支障が出ているのか、なるべく具体的に医師に伝えることが大切です。もしかしたら一見診断に関わらないのでは、と感じられる質問がなされる場合もあるかもしれませんが、うつ病は脳神経の病気。その人がどのようなものの考え方をして、どのように物事を感じる性格なのかも関わって来ますので、性格に関する情報も必要になります。まったく違う病気が潜んでいて、それがトリガーとなってうつ状態が発症するケースもあるので、既往歴も重要。出来れば家族の既往歴や、家族が把握している症状の確認なども出来たほうが良いので、病院に行く時には付き添いがあったほうが良いでしょう。当人が高齢者の場合や子どもの場合、自分ではなかなか症状に気付きにくい点もあります。いつも周りで様子を見ている家族の話は、とても大切な情報です。他にも血液検査が行われたり、大きな病院ではMRIやCTが行われたりする場合もありますが、うつ病の診断は世界的な診断基準がベースになります。現在用いられている基準には2つあり、WHOの分類である「ICD-10」と、アメリカの精神医学会が定める「DSM-5」があります。共に症状に関する項目がいくつかあり、該当する数で診断するルールになっています。確かに抑うつ症状が認められても、それが病的かどうか区別をつけるのは難しい病気です。担当医師は様々な情報から総合的に判断し、診断基準に照らし合わせながら状態を評価する必要があります。反対に、いわゆる精神症状がまったく無く、肉体の不調として強く現れるケースもあり、本人もうつとは気づかない場合も少なくありません。不調が続き、内科などに行ってもこれといった病状が見つからず、一向に身体症状が無くならない場合にはうつを疑う必要があるかもしれません。近年では自分でチェックできる自己診断表などもインターネット上に多く掲載されています。もちろんそれだけで判断できるものではありませんが、どうしても無くせない不調を感じているなら、一度見てみても良いでしょう。